いよいよ作業に取り掛かります。ですが今回は全ての作業を出来ないと思われます。と言うのも11月に走行会の予定があるためです。おそらく室内関係で終了かな?
まずはボディだけの状態にしたいので、エンジンなどは下ろします。フロントマスク、ボンネット、左右フェンダー、左右ドア、リヤゲートも取り外します。室内は既に殺風景な状態でしたが、シートやインパネ周り、ハーネスを取り外し、ボディに直接張り付いているガラス類を外します。ドア後部の小さな窓は嵌め込みに近い状態ですので周りのステー類をバラすと簡単に外せます。フロントガラスはゴムで張り付いていますので簡単には外せません。ゴムの一部分にセンマイドウシ等で小さな穴を開け、そこにピアノ線を通します。そのピアノ線の両端に木っ端などを巻き付けて、左右にスライドさせながらゴムを切っていきます。プロの人がどうやって外しているかは定かではありませんが、私はこの方法で外しています。但し引く方向を上手くやらないとボディが傷つきますけど...。ドア後部の三角窓はフロントのような硬質なゴムでは無く、ドアの内張などにも使われているブチルゴムで貼り付けてあり、尚且内側からステーで押さえてありました。ステーを外せば比較的容易に外せます。
以前にもガラスを外した事はありましたが、ここまでのドンガラ状態は初めてですね〜。ケッコー根気は要りますが楽しいことは間違いないです(笑)
ここまで外すと通常見えない部分が現れます。ボディ表面にも錆が出てきていましたので覚悟はしてましたが、ケッコービックリしますね。ガラスの渕は殆ど錆びてました。右側ドア後部のガラス部分は突くと小さな穴が開いてしまいました。左側も同じく錆びてました。ガラスの周りのモールはボディに小さなピン状のものが生えていてそこにクリップで嵌め込んであるんですが、予定ではアクリルガラスに変更するので、この突起物を全て削除して錆びた部分もカット。アクリルを貼りやすいように表面も平滑に仕上げましょう。
この車は動きだす前に軽くレストアをしたんですが(参照)、見える部分を除去しただけの簡単なものでしたから、サビは進行してたんですね。このバックパネルの合わせ部分は当時殆ど形が残ってなかったほどグサグサでした。もちろんカットしたんですが、あまり広範囲にはカットせず、そのままFRPを貼って処理したんです。やはり形を作ったらサビ止めをタップリ吹きつけないといかんですな。今回は大幅にカットします。と言うのも燃料タンクをATLに変更するためです。フロア上部に載せるのは好きぢゃないのでタンクを半分ほど埋めようと思ってます。現状はスペアタイヤの窪みが中心から左にずれているので、そのままでは載せられませんから、左右フレームの内側でフロアを切り落とし、そのセンターにタンクを搭載するようにして、周りを新にアルミ板などで作ります。タンクは以前茶ロバンで使用したATLの40Lです。コンテナは50L用のコンテナなので、コンテナ内の開いたスペースに燃料ポンプ等をセット予定です。
補強ですが、この状態で見える合わせ面は全て点付け溶接して、現状で組んであるロールケージは追加を数本入れて、既に用意してあるガセットを溶接します。このガセットは知り合いの鉄工場にて作ってもらったんですが、プレスで抜いたわけではなくレーザーで切ってもらったので、肉抜き部分の折り返しはありません。まぁこれでもボディとロールケージを繋げれば強くなるんでしょうから...。
フロアはマフラー用のトンネルを作ります。現在サイド管なんですが、そのままでいくか後ろ出しにするか悩んでいます。サイド出しの場合はサイドシルの下に出すとかなり低いので、サイドシルを叩き込んでテールパイプの位置を上げたいところですが、この車は既に発泡ウレタン処理をしてあるので、叩いても凹みません...。あとは切り込むしかないんですが、それもどうかと....。